*拍手ありがとうございます!
暴走彼女番外編です。CP発言・下ネタ発言注意。
苦手な方は素通りでお願いします。
―――『07 ギャルソン』―――
「はぁン…ッ!も、ダメ…っ!」
「いきなりそういう声あげるの止めてよ。読者に誤解されるわ」
「だって、だってアレ見てよ…!もう、この胸の高鳴りをどうしたらいいのアタシ!」
「見てるけど別に何とも思わないわね。そして私この殺意を実行に移していい?」
「オカシイよ!眼って言うか脳がオカシイよ!そんなんじゃ真の腐女子とは言えないわ!!」
「人の事勝手に腐女子にしないでくれるかしら」
「何よ!アタシのパソコンなんてもう『ふじょし』の一発変換『腐女子』よ!?」
「覚えさせられてるアンタのパソコンに同情を禁じ得ないわね」
「私のパソコン高性能だから!…って何で今パソコンの話なんかしなくちゃいけないのよ!」
「そもそも何で私はアンタの友達やってなくちゃいけないのよ」
「運命の赤い糸!」
「ハサミ持ってこい」
「嫌!ってか紅孩児先輩のギャルソン姿を前にしたらこんな小さな話題どうでもいいね!!」
「紅孩児先輩、こんなところでバイトしてたのね」
「何か時給いいんだって!李厘ちゃんの食費稼がなくちゃいけないんだって!
あー、もういいよね、妹想いのお兄ちゃんって!その優しさを全部アタシに向けて欲しいー!
むしろ愛してくださーい!後輩から彼女にしてー!!
『紅孩児先輩』から呼び方が『紅』になるの!私のことも苗字から名前呼びになってさぁ…!
最初の頃は少し照れながら呼んでくれるといいよね!可愛いよね!萌えるよね!
あ、でも妹になるっていうのもいいかもしれない!近親相姦!いっやぁーん!萌ーえーるー!!
って言うかカフェでバイトって言うから来てみたの!そしたらエプロンじゃなくてギャルソンかよ!
紅孩児先輩ってば私を萌えさせるためにそんな粋なことを!計画大成功よ、紅!
エプロンだったら絶対可愛いんだけどギャルソン来ちゃったらね!もうね!
頃合い見計らって紅茶のお代わり注ぎに来てくれるとかなんて素晴らしいサービス精神なのかしら!
昨日なんてケーキサービスしてくれたのよ!」
「アンタ昨日も来たの?」
「ふふん、羨ましいでしょ?昨日もこの席でね!結構遅くまで残ってたら、紅孩児先輩が寄ってきてね!
注文していないケーキをコトッて置いてくれて『コレ食べたら帰れ』って言ってくれたのー!!」
「それって要は追い出されただけじゃないの?」
「違うってばー。外暗くなってるから心配してくれたの!王子様だよね!THE プリンス!!
送ってくれたらベストだったんだけどね!バイト中だしね!
でも送り狼ってのも素敵だと思わない!?王子の皮被った狼!いやーん!食べられたぁーい!」
「私の分ここに置いておくから会計よろしく」
「あっは!あたしいつでもイイ!今日バイト終了時間まで外で残ってようかな!
『紅孩児先輩!お疲れさまでした』
『…ずっと待っていたのか?』
『迷惑でしたか…?』
『風邪を引いたら如何するんだ』
そこで紅孩児先輩は自分のマフラー外して私に巻いてくれるのよ!
で、私の頬に触れてその冷たさに眉を顰めるの!眉を顰めた顔ってちょっと色気あるよね!
んでもってあたしはそのまま紅孩児先輩の胸の中に行くわ!
驚きながらもしっかり抱き留めてくれる紅孩児先輩の中でそっと一言!
『先輩が暖めて…?』
よし!完璧!なんてパーフェクトなシナリオなの!?
もう紅孩児先輩はあたしのこと好きだとしか思えない!!」
「(こんな客が来るんじゃ紅孩児先輩がクビにされるのも時間の問題よね)」
いつも以上に異常。妄想オンリー。
紅孩児先輩きっと厨房の方でそっと泣いてるんだ。
「コスチュームで9題(1)」の「07 ギャルソン」です。
『Missing Child』様(http://uuka.client.jp/)からお借りしました。
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(01・02・03・04・05・07・08はクリア済みです。)
拍手ありがとうございました。