例えそれが、良いことでも悪いことでも。





Phantom Magician、121





最初目を開けた時は、なにがなんだか分からなかった。
頭も体もひたすらに重く、思考はぼやけてまるで霧の中のよう。


あ、起きたのすね?ス エバンズ」


白い服の誰かがそんな私に話しかけてきたけれど、 案の定、その輪郭は形をなさず。
私はただ、力なく瞳を閉じた。

そして、何度かの覚醒と昏睡。
途中、どろりとした薬を誰かが飲ませてくれたような気もするけれど。
誰かが枕元で「ごめんね」と謝っていたような気もするけれど。
私がはっきりとそのことを自覚できたのは、倒れてから1週間も経った後のことだった。


『倒れるにあたって、なにか心あたりはあるかのう?』


そして、起き上がってすぐさまダンブルドア先生にされた問い。
まさか、校長先生自ら訪れて、そんな風に訊かれるだなんて思ってもみなかったので、 それは驚いた。
自校の生徒が魔力をあらかた使い果たして倒れるなど、彼にしてみればとても放っておけないことだったのだろう。
そんなことは普通、そうそう起こり得ることではない。
がしかし、結局、私はそれに答えることができなかった。


『なにがなんだか……分かりません。
私、パーティに参加しようとしていただけなのに、急に』
『急に、女子寮で意識を失った、と?』
『はい。……あの、よくは覚えていないのですが』
『ふむ……』


考え込んだ校長先生には悪いが、それを訊きたいのは私の方だった。
本当に、訳が分からない。
魔力が枯渇しかかっている?なに、それ?
私は、普通に生活していただけなのに?

あの日の行動を一から思い出しては見たものの、 妖しげななにかに触った、なにかをした、誰かと会った・・・・・・、 などという記憶はまるでなかった。
……いや、あやしげといえば、 ポッターが寄越してきたと思しき、謎の仮装衣装なんて怪しい物体はあったが。
(なんだか、不思議○国のアリスと思しき、可愛らしい水色のエプロンドレスだった)
(可愛かったけど、なにが仕掛けてあるか分かったものではないので、 結局、私は事前に自分が用意していた赤ずきんの衣装を着た)
流石に、奴も触った途端魔力を奪い取る、だなんて闇の魔術も真っ青の悪戯を仕掛けてはこないだろう。
ええと、うん。あくまでも、多分、だけれど。
なので、そのことは校長先生には言わなかった。
あまりに馬鹿馬鹿しくて言えなかった、というのが正しい気もするわね。

嗚呼、それにしても、だ。
私は一体いつまで、この赤ずきんの格好でベッドにいなければならないの……!
魔法で幾らすぐ綺麗にできるとはいえ、ずっと同じ服を着たままだなんて、 女子として激しく間違っている気がする。
寝心地も悪いし。
一度、マダムにそれとなく着替えたい旨を伝えたのだが、 着替えを取りに行くなどとんでもない!とばかりに怒られてしまった。
どころか、こっそり出て行くんじゃないかと監視の目が厳しくなる始末。
しばらく面会謝絶だったために、誰かに頼むということもできないまま、 ダンブルドア先生を前にした時の羞恥といったらない。

というか、この姿のまま運ばれたのよね、私……。
いや、仮装パーティなんだから仕方がないと言われればそうなのかもしれないけれど。
私はまだ他の人の仮装を見ていなかったので、恥ずかしさもひとしおというか。
なんで私だけ!っていう気分だわ。

その後も、なんとはなしに、裸で救急搬送される人の気持ちを想像しつつ、 私は校長先生からの質問に答えていった。
ただ、なにを訊かれても「分かりません」「知りません」「覚えていません」 といった調子だったので、校長先生にしてみれば肩すかしも良いところだっただろう。
結局、『日頃の疲れが出たのかもしれない』という結論に、 お互い納得できないまでも落ち着くこととなった。
幸いにも、ゆっくりと休んでいれば、魔力は回復してくれるらしい。
世の中には、闇の魔術に関わって、魔力どころか命を奪われた人もいるそうなので、 私はまだまだマシなのだろう。
聖マンゴにも行かなくて大丈夫らしいし。

ただ、O.W.Lフクロウ試験のあるこの年に、こうして授業を長期欠席しなければいけない事実は正直辛かった。
それになにより。
仲の良い友人達とおしゃべりしたり食事をしたりできないのが、悲しかった。


は、元気かしら……。セブは……?」


ぽつん、と、校長先生が去った後の病室で、 私はひとり、取り残された。







カチャカチャ、と食器のこすれる音がする。
ふんわり香るのは、カモミール。
その、どこか温かい音に、そっと瞳を開けると、そこには見慣れた少女の横顔があった。
ベッドサイドには、溢れんばかりのお見舞いの品とサンドイッチの入ったバスケット。
なんだか、見覚えのあるようなないような薬品が入った瓶。
そして、その隙間を縫うように置かれたティーセットが見える。
きらきら陽光の降り注ぐ彼女の手元では、どうやらマグル式で紅茶が入れられているらしい。
彼女がティーポットを動かす度に、液体が注がれる音と、芳しい芳香がベッド周りを包んだ。
それはなんだか一枚の絵のようで、どこかくすぐったい光景だ。


……」
「あ、起きた?リリー」


そっと、彼女を呼ぶ。
すると、彼女はさきほどまでのどこか静かな表情から一変、 安堵と幸福、労りと安堵が入り交じった笑顔を爆発させた。


「おはよう、リリー」
「〜〜〜〜〜っ」


そのあまりに優しい瞳に、嗚呼、心配をかけたのね、と悟る。
でも。
それは罪悪感より、寧ろ喜びで私の胸をいっぱいにしてしまった。

だって、彼女は今、リーマスたちとの確執を無くしたばかりで。
ポッターが企画していた、あの仮装パーティが成功したなら、そうなっているはずで。
癪だけど、ポッターはやると言ったら本当にやってしまう人間だから。
きっと、その頭は、悪戯仕掛け人達のことだけになってしまうと、思っていた。

でも。


「……今は、痛いところない?大丈夫?」


それは、を見くびりすぎた考えだったと、今なら分かる。
彼女は、新しい友達ができたからって、 前からの友人をないがしろにする人なんかじゃなかったのに。
もちろん、これから、彼女の世界が広がるにつけ、同じ付き合いは難しいかもしれない。
一緒にいられる時間は短く、時にはほとんどしゃべらない日だってあるかもしれない。
でも、それは私も一緒だ。
だって、私たちは変わっていく途中の、あくまで学生で。
お互いに、違う人生を生きている。
それは寂しいことだけれど。


「ええ。大丈夫よ」


決して悲しいことではないのだろう。
どこか心配そうに眉根を寄せるに、私はそう言って笑った。


「良かった。ところで、それ、可愛いね!赤ずきん??」
「っ」


次の瞬間、引きつったが。


「……お願いだから、それには触れないで頂戴」
「へ?」
「いいから!」
「え、や、折角セブルスとお揃いで可愛いのに??」
「幾ら可愛くてもTPOを弁えていなければただのイタイ人よ……って、え?」


よりによって、最初に出す話題がそれか、と瞬時に痛んだ頭を抑えた私だったが、 ちょっと聞き逃せない言葉を聞いた気がして、顔を上げる。
今、セブとお揃いだとかいう、恐ろしいことを言わなかった……?

セブとお揃い=セブの女装。

ぽぽん、と頭にそんな彼の姿が浮かんでしまい、あやうく吹き出しかける。
……屈辱に打ち震えるセブが見えるようだ。
でも、あら?ちょっと可愛い……?

本人の耳にちらっとでも入ったが最後、 彼のただでさえ悪い顔色がさらになくなりそうなことを想像していると、 私の考えていることが分かったのか、が慌ててそれを否定した。


「ちょっ、リリー?あの、お揃いって言っても違うからね!?
セブがなったのって、ホラ!狼だから!!」
「あら、そうなの?」
「何故にちょっと残念そう……。
いや、実はさ。全部悪戯仕掛け人の仕業なんだけど」


が語るところ、こんな顛末らしい。
物語などで狼は所謂悪者の代名詞。
なら、セブほど相応しい人もいないだろう。(「リリー、リリー。怒らないで」)
それに、セブはポッターがほぼ主催の仮装パーティなんて、 最初から無視してやらないに違いないので、 ここは無理矢理変身させてしまえ!ということで、食事に一服盛った、と。


「どうもそのせいで、やりたがらない人は無理矢理仮装させられる、なんて噂が出たらしいんだよね。
まぁ、そんな風に変身させられた人はスリザリンの人だけで、他はあたしみたいに被害なかったみたい。
それにしても、狼を敢えてチョイスするなんて……自虐的すぎる
「迷惑ね……」


どうして、そう、良いこと(仲直り)だけですまそうとしないのかしら。
それだから、私の中で彼らの評判は回復することがないのに。


「ちなみに、その時のセブ、どうだった?」


私はキレて暴れなかったか、という意味で訊いたのだが、 の解釈は違っていた。
彼女は、それは輝く瞳と良い笑顔でぐっと親指を立てる。


「うん。ぶっちゃけ、すげぇ萌えた!」
「…………」
「もう、本気で怒り心頭でさ、『ポッターはどこだ!?』って叫びながら、 獣耳+尻尾のセブセブが晩ご飯食べてる所に乱入してきてー。
興奮してるせいで、微妙に出てる尻尾がボンボンになっててよ?
目は潤んでて顔は真っ赤だし。
いやぁ、あたしBLはそんな興味ないんだけど、あれはね。超可愛いってときめいちゃった」


…………。
…………………………。
なにそれ、見たかった!!

あのセブが?涙目で、頬を染めて怒る?
一生に一度あるかないかっていう位珍しいじゃない!
嗚呼、本当にどうして私はそんな素敵なイベントがあった時にいなかったのかしら。
……それもこれも、ポッターのタイミングが悪いせいよね。
よりによって、私が倒れている時にそんな悪戯を仕掛けるだなんて。

親友として、それは見たかった、と悔しくなる。
写真サークルが撮ってないかしら……。
なんだったら、の取って置き寝顔ショットと交換でも良いわ。

と、自分が取引の材料として考えられているとはつゆ知らず、 はなおもその時の様子を解説していた。


「まぁ、その時のジェームズってマダムに撃退された直後でズタボロで。
おまけにリリーを心配して、もはや魂抜けてたんだけど」
「まあ。それじゃあ、セブも仕返しできたのね?」
「……自分を心配して隙だらけの人に対しての容赦のなさ。マジリリー素敵!
いや、できてないよ?
流石に、様子がおかしいから怪しく思ったらしくて、あたしに理由尋ねてきてさ。
で、リリーが倒れたって言ったら、セブルスも再起不能に」


罪な女だねぇ、リリー。
のほほんと、告げられたその言葉に、流石にバツが悪くなる。
ポッターは、まぁ、どうでも良いとして、心配をかけたセブを笑ったのは失礼だった。


「セブ、そんなに心配してくれたのね……」


彼のことだから、迂闊な私に対しても怒っていたことだろう。
でも、その手は鍋をかき混ぜていて。
やがて、むすっと不機嫌そうな表情ながら、元気になる薬を差し出してくるのだ。


「うーん。この世の終わりみたいな表情カオしてたかな。ジェームズと同じ」


と、そこで彼女は「あ」となにか思い出したらしく、 傍らに置いてあったテディベアの背中に肘まで手を突っ込んだ。
一体何事?と思ったものの、そこにファスナーとひもを発見して、 遅ればせながら、それがリュックになっていることを知る。
そういえば、彼女の部屋に置いてあったクマだ。
には似合っているけれど、ちょっと子どもっぽいかなと思っていたのだが、 なるほど、収納の一つだったのか。

と、私が注視する中、彼女は目的のものを見つけたのか、 にっこりと顔を綻ばせてあたしを見た。


「はい、これ。あたしとジェームズから!」
「……まあ!」


そして、差し出されたのは、白い小さな小花が愛らしい花冠。
まるで、今摘んで作ったかのような瑞々しさに、私も思わず笑みが零れる。


「可愛いわ!」
「早く、リリーがよくなりますように、って作ってみました☆」
「ふふ。は案外器用なのね」
「案外ってなにさー」


くすくす、と女の子二人で笑い合う。
久しぶりのその感じが、酷く楽しかった。







その後、二人で朝食や紅茶を飲み食いしたり、談笑したりしている内に、 面会時間も終わりが近づいてきた。


「本当はもっと話したいんだけどねー。これ以上はマダムに怒られそう」
「私は平気だけれど……。はこの後、授業でしょう?」
「うん。リリーの分のノートも頑張って取ってるからね!」


安心して、とばかりに張られた胸に、本当に嬉しくなる。
騒がしくはなくても、賑やかな彼女がいなくなった後のことを考えると、 その静けさが身にしみそうで怖いが、それは考えても仕方がない。
名残惜しいが、彼女を見送ろうと思っていると、しかし、彼女は一度浮かしかけた腰を戻した。


「??」
「……んっと。いや、ちょっと訊きたいこと思い出しちゃって。
リリー、倒れた時のこと、覚えてないんだよね?」
「ええ。ダンブルドア先生にはお話ししたのだけれど、なにがなんだかさっぱり。
闇の魔術とか妖しげな物とか、倒れる前後で心当たりがないかも訊かれたけど、 いつも通り起きて、朝食に向かおうとしていただけだったの」


そっと目を閉ざして、その時のことを瞼の裏に描く。
いつもよりゆっくり起きて、着替えて……。
……あら?





どうして、私はゆっくり起きたのかしら?





仮装があるのだから、寧ろ早く起きなければいけなかったはずなのに。
どうして?
誰かと待ち合わせでもしていたわけでもあるまいし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ズキ、と。
僅かに頭の芯が痛む。

がしかし、顰めた表情を勘違いしたのか、は慌てて話題を変えた。


「えっと、その、本当になんだったんだろうね!
あ、そうだ!あたしもう一個リリーに訊いておきたいことがあったんだった」
「あら。なにかしら?」
「あのさ、あくまで例え話なんだけど」





リリーの友達――あたしとかが、実はグリンデルバルドの娘だったーとか、 もしくは、本人が生き返った姿だったーとか、そんなこと知っちゃったら、どうする?





「どうするって?」


あまりに突飛な話に、私は瞬きしかできなかった。
グリンデルバルドといえば、校長先生がその暴走を止めた、闇の魔術の権威のことだ。
最悪の魔法使いと言われ、その残虐性は他者の追随を許さなかったという。
……過去形で言いつつ、彼は故人ではないけれど。
今は確か、自身の作った監獄に投獄されているのではなかっただろうか。
その彼の娘?が??
それは……。


「ふふ。冗談にしてもチープだわ」
「いや、だから冗談じゃなくて例え話だってば。
つまりさ、友達の意外な本性っていうかあんまりよくない素性っていうか、 そんなものをうっかり知っちゃった時、リリーならどうする?」
「私?私なら、そうねぇ……」


想像する。
誰か。誰でもいいけれど、誰かに、は「実はあの人の……」だなんて言われた時のことを。
ちょっと難しくもあったが、それはきっと、一般的にあまり宜しくない類の人なのだろう。
マフィアの娘だとでも仮定すると、それはすんなり私の中に飲み込まれた。


「一つ、確認したいのだけど」
「うん?なに?」
「あくまでも、その人自身がなにか悪い訳ではないのね?」
「……うーん。いや、悪いっちゃ多分本人も極悪なんだけど、 リリーの前では上手に猫被ってるっていうか、そんな感じ?」


自身、上手い例えが見つからないのだろう、その首が傾けられる。

どこか秘密を持っている彼女。
どこか嘘で誤魔化している彼女。
きっと、この問いは、そんな彼女に関わることなのだろう。
その意図するところも、なんの例え話かということも、私にはまるで見当がつかない。

だが、私は自分なりの答えを贈った。
それが、になにをもたらすかわからなくても。


「なら、『別にどうもしない』。これが私の考えよ」


わたしは、貴女が大好きだから。


「え……。どうも、しないの?」


と、どうやらそれはにしてみれば驚くものであったらしく、 彼女はキョトン、と目を丸くして私を見る。


「だって、は私の前では猫を被っているんでしょう?」
「うん?」
「なら、私は本人が言ってくるまで、知らないふりを通すわ。
もちろん、私相手になにかしてくるなら別だけれど」


私は、私の今まで見てきたを信じるわ。


「融通が利かないのかしらね。私、自分の目で見たものしか信じない主義なの」
「……そっか」


そして、その言葉に、彼女はどこか嬉しそうに顔を綻ばせた。


「そうだよね。うん。あたしもそうだ」
「でしょう?ところで、どうしてそんな例え話が出て来たのか訊いても良いかしら?
ひょっとして、リーマス関係なの?」
「え?いや、違う違う。まぁ、ジェームズたちの言葉がきっかけではあるけどね」


「この間ちょっと……」と言葉を濁すをこれ以上追求するのは諦め、 私はいよいよ遅刻しそうな彼女を扉へと促した。
マダム ポンフリーは今、部屋を留守にしているが、 戻ってきた時にまだがいれば目を釣り上げて怒るだろう。
癒術のこととなると、途端に厳格になる魔女の姿を思い浮かべながら、そう思う。
後ろ髪を引かれるように、は何度もあたしを振り返った。
その背中に、手を振る。


「行ってらっしゃい。
「〜〜〜お昼も来るよ!セブルスを連れて!!」
「!」


そして、丁度タイミング悪く戻ってきたマダムに「医務室ではお静かに!」と叱責されながら、 はサイドテーブルにあった薬やらバスケットやらをガチャつかせ、 足音軽く、教室へ向かって走っていった。
それをいつまでも見送って。
そっと落とした目線の先には、綺麗な花冠が一つ。


「……はああ言っていたけれど。
こんな気の利いたプレゼント、ポッターが思いつくはずないじゃない」


その花は、魔法薬学でもよく使う滋養強壮の効果を持つ物で。
私たちの親友の姿が嫌でも浮かんでしまう。
きっと、名前を出すのが恥ずかしかったのだろう。


「ふふ。花を選んだのがセブで、花冠なんて可愛い物を提案して作ったのがね」


嗚呼、早く元気になって、直接二人にお礼を言わなきゃ。
そんな幸せな次の計画を胸に、私はその花冠をベッドサイドに飾った。







後日。


「酷いや、!リリーに僕からのプレゼント渡してくれたって言ったくせに!!」
「はぁ?なに言ってんの?ちゃんとジェームズからだって渡したって」
「嘘だ!リリーに訊いたら、そんな覚えはないって見下すような目されたんだからっ!」
「えー?」


そんなやりとりが二人の間であることを、私は知らない。





日頃の信頼関係は、すぐには覆らない。





......to be continued