「クッション」 ベッドに独り 時計の秒針を聞く 「寄らないで」 「あっちへ行って」 「話しかけないで」 君は僕を突き放し 組んだ腕 顔埋めた 知ってるよ 言葉の裏 分かってるよ 心の悲鳴 僕は君にはなれやしない だから君のクッションになろう 省みて君は 僕への謝罪を口に 「ごめんなさい」 「八つ当たりなの」 「傍にいて欲しい」 君は僕を突き刺して 抱いた胸 顔埋めた 知ってたよ 言葉の裏 分かってたよ 心の悲鳴 僕は君になれやしない だから君のクッションになった はにかんで笑む君の声 それを聞く為なら僕は全て受け止めるよ 君一人の癇癪なら 受け止めてあげられるから 知ってるよ 言葉の裏 分かってるよ 心の悲鳴 僕は君になれやしない だから君のクッションでいたい
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