逢いたくて 逢いたくて
声にならない声で君の名前を呼び続ける
悲しくて 苦しくて
独りの夜が怖いから
夜空見上げて
君を探してる……









     Phantom Magician、あとがき








みなさん、こんにちわ。
ここから先は、原作沿い(?)ハリポタ狼夢『Phantom Magician』の作品を通してのあとがきになります。
特に興味のない方は読まなくても全く問題はありません。
ちょっとしたネタばらしなど、読んでみるかーという方のみ、お進み下さい。



途中PCの故障やらなにやらもございましたが、無事連載終了することができました!
お付き合い下さった皆様、本当にありがとうございました!
短編とかはあげますが、『Phantom Magician』本編はこれにて終了です!完結☆
…………あれ?
スティアは!?という叫びが聞こえるなぁ。
なになに?
ちょっと待てゴルァ!伏線ちっとも回収できてねぇだろうが、ヴォル卿何処行ったんだ、あぁん!?
ですって?
…………はい。その通りです。
全然フラグは回収していません。っていうか、PMでは回収する気皆無でした。
そう、PMでは。
はい、もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、『Phantom Magician』には続きがございます!
その名も『Butterfly Effect』!
獅子寮ヒロインさんの残してしまった謎と対面する蛇寮ヒロインさんたちの物語です。
(気になる中身については、こちらの予告編をどうぞ)

…………えー、中途半端な上に、微妙なところで途切れていますね。
っていうか、ヒロインさんもノリも違いますね。
もちろん、仕様です。
気になった方は是非本編をご覧下さい☆(宣伝)

PMがあくまでも獅子寮ヒロインさんのお話だったのに対し、
BEは蛇寮ヒロインさんとその周囲の人々のお話です。
そこの貴女!それの何処が違うのか、とお思いですね?
確かに、PMでも他の人の視点はありました。
がしかし!
この二つの物語の最大の違いは、最後になるまで誰とくっつくのか不明、という点です。
獅子寮ヒロインさんは、とにかくリーマスリーマス言ってました。
あくまでもリーマス大好きヒロインさんのお話なのです。
がしかし、蛇寮ヒロインさんには、決まった相手がいません。
ぶっちゃけラストシーンは書けているので、オチは決まっているのですが。
そのラストシーンさえなければ、誰とくっついてもおかしくない感じです。
っていうか、全員とくっつけたいというか。
流石に節操がないので、それはしませんが(笑)
今後も彼女たちのドタバタ劇にどうぞお付き合い下さい。

…………はい。ということで宣伝も無事終わりましたので(笑)
ようやく本題というか、PMのあとがきに入りたいと思います。
まずはじめに、このお話はわたくし笠木 静流が、
親愛なる友人、竹井 颯さんのためだけに書き始めたお話です。
最遊記オンリーのサイトであったために、サイト移転まで日の目を見ることはなく。
本当に最初は軽いノリで考え始めたお話ですが、
彼女がACK(旧act.K)管理人を離れ、お互いに新生活を始めるに当たって、
本格的に物語として文章になっていきました。
等身大の颯さんに、ハリポタ世界を謳歌してもらおう!
それがあくまでも最初のコンセプトでした。
がしかし!ええもう、しかしですよ、お嬢さん!
勢いで書いたがために、ギャグに走りすぎて、ヒロインさんのキャラ崩壊が大変なことにっ!
心優しい颯さんは、それでも「あたしがいたよっ!」と言って下さいましたが。
(颯さんの名誉のために言っておきますが、本当の颯さんはもっと理知的で素敵な方です)
反省はしています。でも後悔はない!(え)
いや、だって、ヒロインさんがまともで、どうやってギャグを書けと?(訊くな)
少なくとも、静流さんの文章力ではそれは不可能でした。
なんだか、書いてる内に勝手にシリアス入ってきますしねぇ。
ギャグ連載だったはずなのに。
ただ、こんな拙い文章なのに、
面白い、好きだと言って下さる方がいらっしゃいまして。
段々、颯さんのためだけ、ではなく、
楽しみにして下さっている方のため、と目的に若干の修正が加わりました。
本当に、楽しんで読んで下さる方がいるというのは、作者冥利に尽きますね。
ここまでお付き合い下さった皆様に心からの感謝を申し上げます。

いやぁ、それにしても。
やっぱり連載が長くなっていくと、予想外の出来事が結構ありますね。
特に、クィレル先生の活躍っぷりとスティアに対する愛情が半端なかったです。
クィレル先生……あれほど早々に原作からいなくなってしまったというのに、
なんでこんなに出てきちゃったのか(笑)
もう4人目の悪戯仕掛け人コイツで良くね?って感じでした。
キャラクターとかも、少ない情報から生み出した、ほぼ捏造です。
間違っても、キャラ違ぇってつっこみはしないで下さいね?
で、スティアはねー。
オリキャラこんなに出しちゃって良いのかしら?って位、出てましたね。
途中、出番を少なくしようと画策してもみたのですが、それだとイマイチ話が進まず。
オリキャラ出張ってる他の夢サイトさんもいらっしゃるので、
もういいや、と最後は開き直りました。
幸い、お客様からも特につっこみとかなかったですし。
颯さんは、寧ろスティアとくっつきたいとか言ってたし。
それはもう、うきうきと楽しんで書かせて頂きました。

そうそう、連載が長くなってくると変更が生じるのはよくあるお話ですが。
ラストシーンには微塵の変更もありませんでした。
よくトリップ連載で、どちらの世界か選ばなきゃいけない話があるじゃないですか。
でも、普通に過ごしてきたら、そう簡単に元の世界をきっぱり捨て去るとか無理だと思うんです。
少なくとも、私は無理です。
だから、敢えて良いところ取りの、両方を選ぶことのできる物語にしました。
それこそ、そんな都合の良い話があるかって?
良いじゃないですか。だって、これは夢なんですから。

つじつま合わせの生き方だって、それを決めるのは自分です。
レールの引かれた人生も、結局選んだのは自分なんです。
誰かのせいにする気持ちも分かるけれど。
ツケを払うのは、自分か、自分にもっとも近しい他人だということをどうか忘れないで下さい。
そう、どうせ責任を負うのは自分たちなんです。
愚痴ったって嘆いたって、現状は変わりません。
それなら、迷ったって、不安になったって、後悔したって、
どうすればより良い世界を手に入れられるか考えて、あがいてみてはいかがでしょうか。

とりあえず、私は周囲の人に愚痴って泣いて夢書いて。
ちょっと休んだら、またストレス社会に飛び込んで行きたいと思います。

またまた新生活に飛び込んで行った、親愛なる友人へ、愛を込めて。
以上、原作沿い(?)ハリポタ狼夢『Phantom Magician』でした!

蛇足ですが、連載が進むに従って初音ミクの「Dear」がテーマソングになっていきましたね。
そんなつもり全くなかったんですけど、ある日カラオケで歌ったらぴったりだったので(笑)











大好きな 君の事を
ずっと忘れないよ
移り変わる
景色の中でも